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ワカメの種、のし方作業について

ワカメの種ののし方、と言われても普通はピンときませんよね。

 

前回のブログで書いたワカメの種なんですが、

あの状態のままだと良くありません。

 

成長を促すために枠にぐるぐる巻かれていたものをほどいて、

海面にのばして張る作業をしないといけません。

これをワカメの種ののし方、と呼んでいます。

うちの親父が作業してます。

竹にのばしたワカメの種を結び付けています。

 

写真左上に向かって竹が何本もプカプカ浮いていますよね。

その竹、一本一本に結び付けてここまでのばしてきたんです。

 

この状態にしてワカメの成長を促すんですね。

広い海面にのばし、波にさらされ、太陽の光を浴びることで

強く根を張って成長していくんですね。

 

森とか、あまり密集してると木が育たないので間引きしますよね。

ワカメも一緒で密集しすぎるとダメなんですね。

このことは、今後もワカメの養殖をするうえで重要になってきます。

 

でもこれも段階があって、

いきなり広く波の荒い場所に持って行っちゃうと、

根ごとワカメが落ちちゃいます。

 

だからこの作業もまだ岸から近い、

波が穏やかな内湾で行われています。

 

その後、成長の具合をみて

「ワカメの種はさみ」を行い、沖の方に持っていきます。

この様子は作業が始まり次第、書いていこうと思います。

ちょっと分かりづらいですが海面に張られたワカメの種です。

何本も張られた紐に、うっすら茶色く見えるのがワカメです。

 

しかり伸びろよ~。