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ワカメの種はさみ始まりました

前回ワカメの種ののし方について書きましたが、

今回はその次の作業にあたる「ワカメの種はさみ」について。

 

最近めっきり寒くなり、そうなるとワカメの時期が本格的に来るな~

と、ちょっと憂鬱になります。

うーん、そんな漁師は俺だけかな?

 

まあ気持ちを引き締めないといけない時期です!

 

さてさて、ワカメの種はさみについて

写真の素手でもっているのが少し成長したワカメの種。

 

ゴム手袋でもっているのがワカメの種を挟むロープです。

そのロープのよりを広げて2、3cmに切ったワカメの種を挟んでいくんですね。

 

ちょうど写真のゴム手袋のところがロープのよりを広げた状態です。

 

そこにワカメの種を入れてをロープに挟んでいくので「ワカメの種はさみ」

と呼ぶんですね。

 

写真では一人でやっていますが、

普通は二人一組でロープを広げる係りとワカメの種を入れる係りで行います。

 

親父と二人で作業しているので、撮影係りが居らず

こういう写真になっちゃいました。

 

この種はさみを、だいたい60~70㍍のロープに

一定の間隔で行っていき、

それを沖の方に持って行きます。

茶色いモジャモジャしてるのが

挟んだワカメの種です。

 

こんな感じで浮き球をつけて

海面に何本も張っていきます。

 

「ワカメののし方」でもそうでしたが

海面に広げ、波にさらされ、太陽の光をあびる事で成長を促します。

 

こうして徐々に、沖の方へ。

ワカメの種も細かく切り分けて

しっかり根を張るように太いロープを使い、

ワカメが成長しやすい環境を作っていきます。

 

そして来年の二月ごろに刈り取りです。

ここからワカメは3,4ヶ月で2メートルぐらいに成長しちゃうんですね。

よくよく考えるとすごい成長力ですよね。

 

 

うーん、小柄な私には羨ましいですね。

私には成長期ってなかったな~。

最後にちょっと素敵な朝日の写真が撮れたので載せちゃいます。

 

寒いけど、

たまにこんな景色が見れるのはいいですね。

 

ではまた!