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時間の使い方。じっくり長時間で、早く短時間で、絵を描くことから考える

 

漁師で似顔絵の阿部です。

2021年始まりました!

 

さてさて、

去年はイベントが無く、対面で似顔絵を描く機会が全然ありませんでした。

 

しかし、

写真を預かり自宅で描ける似顔絵の依頼を受け、

ほんとに時間と心に余裕を持って描く機会をいただきました。

 

そこで感じたこと、

気づいたことを少し書きます。

 

 

同じ描くでも意識が全然違う


 

イベントで似顔絵を描く場合、

かける時間は私の場合20〜30分ぐらい。

 

写真を預かり家で描く場合、

二週間ぐらいもらうようにしています。

 

この、かける時間の違いが意識の違いに一番影響してるかな。

 

 

イベントで短時間で描くときは、

最初から決めていく、完成させるつもりで描いていかないといけません。

極端な話、一筆で決めていくような感じです。

 

対して、家でじっくり描くときは、

最初から決めていく意識は少なく、

下準備と言いますか下地を作っていく感じですね。

 

絵の具を重ねて描き込んでいった時に良く見えるには、

とか、目や肌の質感を出すにはどんな絵の具の乗せ方をすれば、

などの完成を見据えた上での下地作りですね。

 

その辺を意識しながら進めていき、

結果、絵が完成していく形です。

 

 

描き始めから意識が違うので、

最初からスイッチを切り替えていかないといけません。

 

顔以外(風景など)を描く場合は、

自然とスイッチが切り替わっていたのですが、

 

似顔絵となるとうまく切り替わらず、

知らず知らず失敗の原因になっていたように思います。

 

今あらためて冷静に思うと、ですが。

 

 

同じ似顔絵を描く、

でも意識が違えば過程も違うし完成も違ってくる。

 

まあ、ものすごい当たり前のことなんですが、

なかなかコントロールするのは難しいなと思った次第です。 

 

 

じっくり、短時間で、使いわけよう


 

今回は私が似顔絵を描く作業から考えました。

でも、他の物事全般にも当てはまるような気がしています。

 

 

短時間で完成、結果を出す。

 

成果としてわかりやすいですし、

完成させる!という早い決断が必要ですが、

達成感を感じやすい。

 

 

じっくり時間をかける。

 

なかなか完成が見えずに歯痒かったり、

先延ばししている気にもなり、達成感も感じずらい。

 

あと、外から見てると、

短時間で結果を出せる人の方が優れて見えてしまったり。

 

でも時間がかかっているからといって、要領が悪いわけではなく、

細かい成果を積み上げて完成に向かっている。

 

なんとなくとも違う、小さい決断の積み重ねですね。

 

 

まあ、どちらの取り組み方もうまく使い分けれるといいのですが、

結構難しいですよね。

 

人それぞれ向き不向きがありますし。

 

それと、世の中の流れもあります。

 

 

 

まとめ


 

今のご時世、

思うように身動きが取れません。

 

だから腰を据えてじっくりモードで、

と、思っているのですけど。

状況は日々変わっていきそうな気配。

 

あまり決めつけずに、意識のスイッチをうまく切り替えつつ、

物事にも取り組んでいきたいなと。

 

そして、そう思うことで、

自分を客観的に見て冷静になるきっかけにもなる気がします。

 

不安な状況が続きますが、

冷静に、その中でも楽しみを見つけつつ、

生活していけたらいいのかな。

 

 

それでは今日はこの辺で。