銀山温泉いいところ。温泉街から考える素材の活かし方

先日、山形県尾花沢市にある銀山温泉にいってきました。

 

山に囲まれ、小川が流れ、趣のある建物が並び、

とても良い雰囲気でした。

 

特に夜のガス灯によるライトアップは素敵でした。

写真だと灯りが白くなって、うまく伝わらないのが残念です。

 

近くに滝もあり、緑の中を散策し、

リフレッシュできました。

 

のんびりしつつ、

ちょっと思い出したことがあったので少し書きます。

 

 

確か去年かな、

「最近都内では和風の温泉付きホテルが次々建設されている」

というニュースを見ました。

 

その映像が流れ、

立派な高層ホテルで内装は確かに和風ですが、

かなりおしゃれで綺麗な感じ。

温泉はずっと深いところから汲み上げてるらしい。

ターゲットは外国人旅行客とのこと。

 

そういえば、こないだ東京に住んでる友人が

「この頃、外国人を見かけることがかなり増えた。」

と言っておりました。

 

東京五輪もありますし、

きっとそういう需要があるんでしょうね。

 

でも、そのホテルの映像を見たとき

うーん、なんか違うな。

と私は思ったのでした。

 

確かに綺麗で高級感もあり、

きっとターゲットに対してズバッと質の高いものを

作れているのだとは思うのですが。

 

温泉宿ってもっとこう趣というか風情が無いと、

ちょっと寂れてるぐらいの方が魅力を感じるというか。

 

そういう意味で

銀山温泉は魅力に溢れていましたね。

 


なんで魅力に感じるの?


やっぱりその土地を活かしているからだと思います。

そして、そこから生まれて来た歴史。

 

まあ温泉街もいろいろ大変で試行錯誤している話も聞きます。

本当に寂れてしまったら元も子もないですし。

でもそういう中から作られてきたものだから良いんだろうな。

 

東京の高層ホテルは綺麗だし素晴らしい。

しかし、温泉も和風の作りももともとそこにあったものではなくて

ターゲットを想定して1から作ったものです。

 

まあ東京というところは、

そうやって質の高いものを作り上げていく土地なのかもしれませんが。

  

 

 

そんなこんなで、

地方で何かやるのに銀山温泉で感じた魅力って

すごい参考になるんじゃないかと思うんですよね。

 

私みたいに自営業で小さい単位やってる人は特に。

 

 

その土地や人、自分も素材と考える。

 

 

そして自分の歴史は?

っていうとちょっと大袈裟ですけど。

 

実家に帰って来て思うんですよね、しがらみというかそういうのって

全部無かった事にするのは難しい。

自分が今までやって来たことも。

 

その辺を踏まえた上で新しいものを作っていく。

それが魅力に繋がるのでは。

 

 

それでは今日はこのへんで。