過去に学んだこと、身につけたこと、時間がたって生きてくる

最近はメカブ刈りの最盛期で、
似顔絵というか絵の方にあまり時間が取れず、

ちょっと悶々としております。

 

そんな中、

なにげに過去の作品の写真(ホヤ)を眺めつつ

フッと思い出したんですが、

 「やっぱりしっかり学んだ人の絵だね」

と似顔絵を描いていたときに言われたことがありました。

 

その時は特に考えることもなく、

サラッと聞き流しちゃってました。

 

でも、よくよく考えると
学校などで学んだことが今の活動でしっかり生かされてることに気づきます。

 

 

似顔絵を描く上で、

具体的に一番役に立っていると思うのは

やはりデッサン力ですね。

 

それも大学受験の時に散々描いた木炭デッサンってやつに。

あまり聞いたことないですよね、木炭デッサンって?

言葉通り、木炭を使って描きます。

バーベキューとかで使うあれです。

 

でも、そうゆう火を起こすものより

ずっと柔らかいものですけどね。

 

その木炭を鉛筆の代わりに描いていくのです。

参考になる写真があればいいのですが、

私の描いたデッサンは全部津波で流されてしまいました。

うーん、しょうがない。

 

 

まあその木炭デッサン

かなり描いたのですが、私の時代の入学試験では

鉛筆や油絵の具を使った実技試験はあっても

木炭を使った試験ってほとんどありませんでした。

 

それなのに木炭デッサンをする理由、

先生曰く「木炭デッサンは油絵と一緒。油絵は木炭デッサンに色がついただけだから。」

とのこと。

 

当時、というかつい最近まで、

私この理屈がさっぱりわからず

デッサンと油絵を別個に考えていました。

だから「先生!木炭デッサン全然意味ねえよ!!」

と、心の中で叫んだものです。

しかし、似顔絵の活動を始めるようになってから、

この木炭デッサンで学んだことにすごく助けられてます。

 

20年近く経って、

ようやく私の中で木炭デッサンから油絵(今は水彩絵の具を使っていますが)

まあ絵の具を使って描くこと、が繋がってきました。

 

ほんと木炭デッサンと絵の具を使って描くことは一緒です。

似顔絵を描いていると、その時習った先生の一言一言が思い出されます。

今になって言葉が染みてきています。

「先生の言った通りだった!ありがとう先生!!」

と、心の中で叫んでいます。

 

 

なんか自分の話が長くなってしまいましたが、

学ぶことってすごく大事だなって最近思うのです。

 

「学校で勉強したことは仕事では役に立たない。」

というようなことをたまに聞きます。

 

確かに直接役に立つことは少ないと思います。

絵とかは特にそうかな。

 

私も大学を出たばかりの頃はその辺で悩んだものです。

全然意味なかった、と本気で思った時期もありましたね〜。

でも、その悩んだ時期も肥やしになってたりするのかな。

 

学んだこと身につけたこと。

直接、わかりやすく目に見えないから見落としがちですが、

しっかりその人の中に生きてるんだな〜と。

それは貴重な財産ですよね。

 

きっと後々あなたの助けになります(自分にも言い聞かせる)。

と、まあホヤの制作過程の写真もちょっと載っけて見ました。

 

それでは今日はこの辺で。